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2022.07.18 ブログ
愛知みずほ大学の研究チームが、カレー、コーヒー、赤ワインを生理食塩水に浸漬した際の色調変化について調査を行いました。
結果,カレーが1番色調変化しやすく、ついで赤ワイン、コーヒーはカレー、ワインと比較すると色差は小さく、そして生理食塩水浸漬時には色調変化はほとんど認められなかったそうです。
カレーが1番着色しやすいということですね!
どうして着色するの?
カレーによる着色は、カレーに含まれるスパイスの1つであるターメリックによるものと考えられています。
ターメリックの成分であるクルクミンは、ウコンの根の部分にある色素で鮮やかな黄色を呈しており、これが、カレー特有の色味を作り出しているそうです。
さらに赤ワイン・コーヒーでは、それぞれに含まれるタンニンが原因で着色を生じているものと考えられています。
ちなみに、これらの食べ物は、歯だけでなく治療した詰め物や被せ物への着色の原因にもなります。
どうゆうことかと言うと…
まず、食物由来の色素が詰め物、被せ物表面に吸着します。
そして、これらの色素は時間の経過とともに口腔内で脆弱化してしまった詰め物、被せ物の内部に浸透、より着色が進行していくと考えられているからです。
「では歯や詰め物への着色を防ぐために、食生活を改めよう」とは言っても、中々上手くいかないのが人間ですよね⁉︎
個人的には好きな物を気にせず食べ、後は、定期検診で歯をキレイする方がストレスなく1番よいかなと思っています。