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2022.01.31 ブログ
こんにちは。いがわ医院 歯科です。
1月7日に口腔9学会合同脱タバコ社会実現委員会が新型タバコ、とくに加熱式タバコに関する注意喚起として共同声明を発表したので皆さんに周知したいと思います。
まず、加熱式タバコとは、タバコの葉を加熱して発生させたエアロゾルを吸引するタバコ製品です。
加熱式タバコのエアロゾルには、紙巻きタバコの煙と同様に、ニコチンや発がん性物質等の有害化学物質が含まれています。また、喫煙者が吐き出すエアロゾルにも発がん性物質が含まれると言います。
加熱式タバコは、市場に登場してからの歴史が浅いことから、長期的な健康影響について明らかになっていません。これは口腔への影響についても同様です。
加熱式タバコの使用は、紙巻きタバコと比較して、ニコチン以外の主要な有害化学物質の曝露量は少なくなるかもしれません。しかし、有害化学物質の曝露に安全域というものはなく、現時点ではタバコ関連疾患のリスクが減るのに有効であるという科学的根拠はないと言っています。
加熱式タバコには、紙巻きタバコとほぼ同量のニコチンが含まれています。したがって、紙巻きタバコから加熱式タバコに完全に切り替えたとしても、タバコへの依存が持続するため、禁煙には結びつきません。それどころか、ニコチン依存の人の禁煙の意思を低下させて、喫煙の継続を長引かせることにつながってしまうこともあるとのことです。
如何でしょうか?
もし、禁煙を考えている方がいるようなら紙巻きタバコも加熱式タバコもスパッと辞めた方がよいのではないでしょうか。